知多半島の中央東側、半田市の郊外へ向かう途中の幹線道路沿いに建つ。幹線道路には拡幅予定があり、４ｍほどセットバックしている。そのセットバック側に石貼りの弓なりに壁を立ち上げ、遮音とアイキャッチの役割を持たせた。その前の植栽部分にはベンチを置き地域に開いた小公園のような機能を期待している。

２～３階は住居になっているので、大きなキャノピーとスクリーン壁で気配はわかるがプライバシーは守られた外部空間を確保した。

右手のコンクリート打ち放しの壁の向こうに住宅への出入り口がある。ガレージからも直接住宅側へ出入りができるようになっている。

石張りの壁にはライトアップを施した。

キャノピーの向こうには植栽、パティオ等があり、待合等の内部諸室は開放的な空間となっている。

待合室から受付、中待側を見る。右手に吹抜がありハイサイドライトから明るい日差しが差し込む。

受付から見た待合室。左手の大きな窓の前には植栽があり、その向こうにキャノピーがつながっている。

作り付けの書棚が壁一面をしめアール天井と南面の大きな窓でのびやかな空間となった院長室。

居間。無垢のフローリングとタモの突き板張りの腰壁、壁と天井は珪藻土塗り。コンクリート打ち放しの階段とブリッジが見える。

居間空間の中央には、東西の部屋を結ぶブリッジが飛び、南面には掃除とプランター置きを兼ねたキャットウォーク。天井は屋根なりのアール天井。